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ダニエル・キイス著「タッチ」

★ストーリー★
車メーカー勤務のバーニーと妻カレントは子供ができないのが悩み。
バーニーの勤める会社で放射線事故が発生する。事故現場には立ち会わなかったものの、バーニーは二次汚染されてしまった。
バーニーはそれと知らず妻や周囲の人々に放射能を広めていく。放射線障害を発症したバーニーとカレンは、被害者であるはずが周囲の人間から加害者扱いを受け、疎外されていく。
そしてそのときカレンは妊娠していた・・・

早川書房 1600円 (1968年の作品の復刻版)
thetouch



★感想★
前半普通の不妊夫婦の話だったのが、中盤から突然放射能事故へと物語が展開されていく。
『小説』として十分に面白い作品でした。
主人公バーニーとカレンの日常の延長としてだから、やっと読めた感じです。「放射能」の話だと最初から知っていたら、私はこの本を読まなかったと思います。
そこかしこに、人間らしい可愛いところと嫌な部分の描写がはさまり、放射能の話というより人物描写が見事だと感じました。

また、一般社会に存在する放射性物質の多さ、人の管理から逃れた放射能の多さが恐ろしくなりました。。
巻末の放射性物質関連の記事集が興味深いです。(興味深いという表現を超えたやばさです)
旅行するときは一人ひとつガイガーカウンターを持ち歩いたほうがいいのかも、と言う気分になりました。


そしてまた・・・
放射能汚染完成の広まりについて・・・・・・・・
この作品が書かれた40年前と比べて、公の対策は進歩しているはずではありますが、一般人の放射能事故に対する感情はほとんど変わっていないように思われます。



知り合いの知り合いの方は、原爆を投下された8月15日に広島市内にいたそうです。
放射能の知識もない時代ですし、その後の被爆者への差別を目の当たりにし、その方は被爆者手帳も申請しなかったそうです。 第三者が何か言うのはおこがましいことですが、当事者としては当然の反応だったことと思います。
自分が家族に放射能汚染させてしまうことについて、どういういきさつがあったのかも、私は聞いていません。
家族と離れて暮らさざるをえなかった方もいらっしゃるかもしれません。
そういう方がかなり多く被害者としてカウントされていないことを、せめて。



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  1. 2007/06/21(木) 22:19:05|
  2. 本、コミック、音楽
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